それぞれの挑戦

水谷 康作

グローバル事業部 海外販売Grp. 欧米販売課

欧州を舞台に、確かな信頼を築き上げる。

最新トレンドの発信基地で、世界の競合と戦う日々。

現在、水谷は海外への販売を担当しているグローバル事業部に所属している。イタリア、スペイン、フランスを担当エリアとし、日本のテキスタイルを中心に上質な生地を提供している。販売先は、世界的な高級ブランドを展開する大手メゾン。ファッションビジネス市場としての歴史も深く、最新トレンドの発信基地となるこのエリアは、世界中のコンペティターが集まる激戦区でもある。国内においては業界トップのスタイレムも、欧州では“後発”だ。その中で戦いチャンスを勝ち取るのは、容易なことではない。「国内で培ったノウハウがあっても、海外ではお客様のスタンダードに合わせざるを得ない。従来のやり方とお客様のやり方にズレがあれば、そのギャップを埋めていく必要があるんです」と苦労を語る。しかし、苦労が大きいほど、成功の喜びも格別だと水谷は言う。「自分が提案した生地が採用され、ミラノコレクションやパリコレクションに最新ファッションとして登場する時の達成感。それは、スタイレムだからこそ得られる喜びの一つと言えるでしょうね」。

「何とでもなる」と笑い飛ばす強さで突き進む。

今は欧州を舞台に活躍する水谷だが、入社して約10年間は国内営業に携わってきた。海外へ飛び出すことになったのは、以前在籍していた課の課長からN.Y.のリサーチを命じられたことがきっかけだった。初めて目の当たりにする海外マーケット。「スタイレムなら世界でも十分戦える」と確かな手応えを感じ、「いつの日か海外へ」という漠然とした想いが、自分自身の中で育ちはじめていた。そんな矢先、課長から一つの問いが投げかけられる。「このまま国内を続けるか、欧米に行くか、どっちが良いか」と。もちろん、答えは「欧米へ」。そんなやりとりがあって間もなく、欧米販売の課への辞令が下りたのだ。水谷にとっては、あまりにも急な展開。その10日後には、上司と共にスペインの大手SPAを訪問するという慌ただしさに、焦りがなかったかと言えば嘘になる。「英語もできませんし、2回目の出張からは私一人。でも、慌てても仕方ないですからね、腹をくくるしかないでしょう」と笑い飛ばす。「相変わらず英語は苦手」と言いながらも、持ち前の勢いと「何とでもなる」という剛胆さで邁進する日々。販売先や仕入れ先との関係も、徐々に深まっている。

世界における、存在価値向上を目指して。

とはいえ、水谷の挑戦はまだ始まったばかりだ。後発であるスタイレムの土台は、まだまだ完成とは言えない。「少しずつビジネスの土台を固めながら、お客様との信頼関係を強固なものにしていくのが、現段階での最重要課題です」。そのために、相手がどんな著名ブランドであっても、「言うべきことは言う」というのが水谷のやり方だ。「相手の要求や言い分に引けてしまうようでは、結果的に商売は成功しないと思っています。互いに真剣に向き合うことで、より良いものや仕事を創り出せる。それは、日本でも海外でも同じ。言葉や文化の違いはあっても、結局は人と人とのビジネスですから」。一つひとつの商売を大切にし、世界におけるスタイレムの存在価値を向上させていく。その使命を遂行するために、日本と欧州を忙しく飛び回る。「仕事が仕事を呼ぶというか、懸命にやればやるほど雪だるま式のように仕事が増えていく」と話す水谷だが、その表情に疲れは見えない。与えられた大きなチャンスを成功に導くべく、挑戦する日々を心から楽しんでいる。

水谷 康作

就職活動中、説明会やOB訪問会で先輩社員と触れあい、快活な雰囲気に惹かれ入社を決意。元サッカー少年だったこともあり、古き良き体育会系のノリは、今も気に入っている社風のひとつ。社内でよく使われる「課は家族」という言葉通り、辛いことも嬉しいことも語り合える仲間の存在が、頑張る力につながっている。

経歴

2004年4月
入社
ニット服地を取り扱う07課で出荷業務を担当
ビジネスの基礎を学ぶ
2005年4月
26課の営業として、本格的に始動
海外販売Grp. に配属されるまでの約10年間、国内のアパレル企業に向け、テキスタイルの提案・販売を行う
2013年10月
海外販売Grp. 欧米販売課への突然の辞令
26課と兼務しながら、海外での販売活動を開始
2015年2月
イタリア、スペイン、フランスを担当
世界的ブランドを有する大手メゾンへの提案・販売を通して、スタイレムの存在価値向上に努める

掴んだ喜び

ひと月に何度も欧州に飛ぶ水谷。現地で出会った仕事仲間や友人たちと、仕事の合間に街を散策したり、飲みに出かけるのが楽しみのひとつだ。「外国人に対して、昔から何のコンプレックスもない」というあっけらかんとした明るさで、言葉や文化の壁を軽々と飛び越える。水谷とって、人との絆は大切な財産なのだ。